貯金箱でめざせリッチ!

販促品の貯金箱

貯金箱は、販促品としてよく使われています。非売品が多いので、手に入りづらく、とても人気のあるものもあります。別名、ノベルティとも呼ばれ、会社や商品の宣伝を目的として、無料で配られるものです。

景品として

イベントの景品として、懸賞のプレゼントアイテムとして、そのためだけに作られています。その中でも貯金箱が景品として使われることも多く、販売がされていないことから、マニアも多く存在します。缶でできたものやソフビ素材のものが多く使われています。かつては銀行や郵便局(現・ゆうちょ銀行)などで、預貯金をしてくれた人や、新しく口座を開設した人などに景品として配布されていました。

景品配布の先駆け

貯金箱を景品として最初に配った銀行は、三菱銀行(現・三菱東京UFJ銀行)です。1961年11月に、『ブーチャン貯金箱』を配布し始めました。それまではマッチやカレンダーに限られていた景品が、1954年に、銀行などの金融機関で配布することのできる景品のリストに貯金箱が加えられたことからです。当時テレビ番組で放送されていた人気キャラクターをヒントにした子豚のキャラクターで、1年間で150万個が配布され、大変な人気となりました。その後このブーチャンは、三菱銀行のイメージキャラクターになります。

キャラクターもの

販促品として使われる貯金箱の形は、その企業のイメージキャラクターを使うことが多くなっています。某製薬会社の像をシンボルにした販促品は、貯金箱だけではなく、その他の販促品も超がつくほど人気があります。

銀行はキャラクター貯金箱の宝庫

三菱銀行のブーチャン貯金箱に続き、他銀行も続々とキャラクター貯金箱を販促品として配るようになります。1962年には、日本勧業銀行(現・第一勧業銀行)が『のばらチャン』というキャラクターで貯金箱を配布したのに続き、三和銀行(合併後、三菱東京UFJ銀行)がスコッチテリアの『サンちゃん』、富士銀行(現・みずほコーポレート銀行)が男の子のキャラクターの『ボクちゃん』、1963年には北海道拓殖銀行(現・北洋銀行)で小熊をキャラクターにした『タクちゃん』、協和銀行(現・あさひ銀行)では『桃太郎貯金箱』をイメージキャラクターとして貯金箱を配布しました。この『桃太郎貯金箱』はシリーズ化し、物語の中で桃太郎についていくサル、犬、キジ、オニの貯金箱も次々に出し、全部そろえると一つの物語が成り立つようになっていました。北海道拓殖銀行の『タクちゃん』も、スポーツシリーズのバリエーションを組み、中でも、ウィンタースポーツで北海道らしさをアピールしました。

信用金庫の『信ちゃん』

こうした銀行で販促品として配られた貯金箱の中で、長い間様々なバリエーションで話題を呼んだのが、信用金庫のキャラクター、『信ちゃん』の貯金箱です。1965年には『日本の歴史』シリーズ、1967年には『世界の民族』、それ以降も『のりもの』、『スポーツ』、『学園』、『昔話』などのシリーズで貯金箱が配られました。

富士銀行の『ボクちゃん』

最初に登場したときの『ボクちゃん』はインディアンの扮装をしていました。それを皮切りにスコットランドの民族衣装やオリンピックの年には聖火をかかげるギリシャの民族衣装など、世界の衣装を身にまとった扮装のボクちゃん貯金箱が配布されました。1969年に月に行ったアポロにちなんで宇宙飛行士の姿が最後になりますが、世界の民族衣装を身にまとったシリーズは全部で16種類にものぼりました。この他の銀行でも、世界シリーズやディズニーシリーズなどの貯金箱があり、銀行の顔として親しまれていました。

プレミアがついているものも!

一家に一台以上パソコンがあり、小学生でも携帯を持っている現在、誰でも気軽にインターネットができるようになりました。中でもインターネットオークションは人気があり、見ているだけでも楽しいものです。その中でも、やはりキャラクターの貯金箱はほとんどが非売品ということもあり、プレミアがついているものも少なくありません。マニアにとっては、高いお金を払っても欲しいものがあるのでしょう。販促品として配られた貯金箱は、いずれ値段がつき、高値で取引されることがあるかもしれませんので、パッケージを破らないで保管しておいた方がいいかもしれませんね。


貯金箱って